タイガー&ドラゴン「品川心中」

いつもは、もう1回見直さないと、とりあたまな私は理解できないし、途中でルームサービスきたりして、ちょっとあやふやな感想しかかけないけど。
いきなり、というか、雷でも落ちたのか?と言わんばかりの、竜二の落語熱再発。で、ぜんは急げとお葉書書いて実家に戻る。
ここまでですでにちょっと唐突すぎないか?
まあ、とりあえずスルーして、このまま今回は竜二メインかなと思いそうだけど、前回の予告を見るとそうは行かない感じで、案の定ウルフ商会に虎児がスカウトされ、断ると流星会に殴り込みをかけられて、若頭もとっくに不意打ち喰らって重症。
ここだけ読むと、すっかり竜二の落語復帰の話とか飛んでしまって、うわーハードな話!
だけど、その合間に入る、谷中家の暖かい対応や、落語家仲間の応援とか、どん兵衛さんは、自分の名前まで継がせようと考えているとか、なんか…竜二気の毒というか、やっぱりメインは小虎か…
二人で品川心中の修行中に、師匠に福がないと言われた笑い顔。アイドルさんじゃねー!
とにかく、小虎はウルフ商会のこととか、小竜は元旦那が上京しためぐみちゃんのこととかで、修行に身が入らない。んで、師匠に一括されるけど、そこが最後に効いてくる。
煮え切らない竜二の対応に、気晴らしのお出かけが実はレンタンツアーで、これが品川で合流したからって「品川心中」に無理やりリンク。
竜二が気づいて探し回って事なきを得たけど、虎二の方は、流星会が襲撃に合って、虎二爆発。どん兵衛からもらった(取ったんだっけ?)時計をはずして、銀次とともに殴り込みへ。
高座の時間なのに来ない小虎に変わって、小竜である竜二がやらせてくれと頼みこむ。「笑ってみろ」といわれ静かに微笑む小竜(岡田准一美しい…)でも、そこまでがやっぱり唐突だよな。
で、「品川心中」小竜バージョン。うーん…小竜までこれだと、なんか小虎の落語とかぶってくるなぁ…まあ、しゃべり方はあくまで古典風なんだけど。100歩譲って、一度家を出た成果というか、面白いことを面白おかしく話したいからそうなるということに。でも…別に新作作ってもいいんじゃないの?自分が新しく古典を作っていくとかさぁ…なんとなく、話のつくりが小虎と差別化できてないような気がしますが…そこまで求めるのは難しいか…
で、やはり小虎が帰ってこないことの方が気になるどん兵衛師匠。
テレビを見たら、殴りこんですべての罪をかぶって自首する小虎。それも「笑って」そして、時計をはずした手首に手錠。
それを見て涙する師匠。…で続く。
今回は何もかもが唐突であり、いろんなエピソードがありすぎる上に、つながり感が少ないし、詰め込みすぎ感がものすごくあるんだけど、結局最後の小虎の逮捕されるときの笑い顔に持ってかれちゃった気分。ちょっとなきそうだったよ。いい顔だなぁと。
小竜が最後どうなるかががだんだんメインかななんて思ってたのに、結局最後まで小虎で終わるのかなー。
というか、もっとじっくり2クールくらいはやってもらえないんだろうかねぇ。それか無理に駆け足で終わらせずに、パート2まで念頭に置いてじっくり作るとか…ああ、こういうのは実績ないドラマじゃないと無理か…
と、まあ、私にしては辛口めなんだけど、好きには違いないこのドラマは。
でも、相変わらずの隅田川に架かる橋とかみて、きーっと悔しいやら、くっそー。