つづきバックステージダンス?

仕事が外での会議終わりだったので、そのまま「人間失格」見てきました。
2つのスクリーンのうち1つは、マスコミ向け試写会で、たぶん出演者の方々も来てたらしいのです。
で、100人くらいしか入らないようなスクリーンで見てきました。
で、まず一言!
ケータイの電源切れ!
係りのおねいさんが生声で説明してくれたのに、その上最後の最後のシーンで電話に出た奴がいたよ…お前こそ人間失格だー!と、後ろに向かって後頭部で叫んでみた。
で、EDテロップまで席を立たずにいたのに、帰ろうとしたおっさんが出ようとして、あわてちゃって、最後の画面見損ねた…
以下、ネタバレもある?
まあ、とにかく、頭で考えるというよりは、断片的に出て来るピースの積み重ねで感じろって感じかなあ。
頭を使いすぎて疲れる、というか会議明けで移動中眠かったので、寝るかと思ったらずっと集中できた。
ネタバレ感想まではいかないけど、最後の葉蔵さんに繋がるまでの壮大な走馬灯を見てる気分にもなるし、葉蔵さんのお坊ちゃまゆえの育った環境とオーラと自意識過剰な部分が無意識のうちに周りに影響を及ぼしながら堕落へ繋がって、最後はその根源の部分に戻る(子供に帰る)って感じ?
 
で、とーま君、良かったです。
ジャニっていう目で一般の人は見るかもしんないですが、普通に忘れてみてました。良い役者さんになったね。
んで、V6ファンのなのでどうしても贔屓目で見ますが、(何か問題でも?)
このあとは大変痛い感想です。
中也さんの作品は読んだことないですが、普通にありだと思います、トンネルのシーンで一瞬きゅんときた。頭の中にはたくさん書きたいことがあるのに〜みたいなくだりがもうたまらんのです、せつないです。
とはいえ、最初の登場シーンのよっぱらいとか、最後の電車の中で花を持って歩くシーンとか、かっこいいのです。本屋で詩を口ずさみ、鎌倉にさそう部分は凄くやさしい感じというか、救いというか。
登場シーンは少ないけど、この作品の中でのインパクトは大きいんですよね、女性は通り過ぎていくけど、中也さんは、ずっと葉蔵のどこかにずっといるって感じ。
中也さんは、出るシーン毎に目を奪われるんですよね。
ガラスの仮面風にたとえると、「血は〜」は舞台あらし編直後、「人間〜」は舞台あらし編前又は真っ最中というか、他の人が一緒に出てるシーンがあまりないのでそうでもないけど、表情とか、あの声とか、持っていかれるんですよね。(注:あくまでVファン、森田剛ファンという超贔屓目での感想でございます)
茫洋の意味を調べたら、広くてとらえどころがないとか、先が見えないとか、何を考えているかわからないのか、焦点がさだまらないとか、前途茫洋と中也さんは言ってますが、前途が茫洋と言うほかに、葉蔵さんの目とか表情を見て、茫洋と感じた部分もあるんですかねえ。
あ、中学時代にお約束の感想文の課題作品で読んだ気もしますが、すーっかり忘れてました。