ウルトラマンゼロ

予備知識ゼロ、期待値ゼロで見に行った「ゼロ」ですが、こっちは面白かった。
ウルトラマンの変身前の主人公の中の人が微妙であることが多かったけど、今回はビジュアルだけで言えば、今までで1,2を争うイマドキなイケメン(私の中ではえぐざいる系顔)を持ってきたことと、今一番売れっ子の子役君(龍馬伝とか出てた子)をその主人公に絡ませて、その上あんな活躍をさせるってところが、ウルトラマンゼロのキャラクター像も含めて新しい感じでよかった。
なんていうのかなあ、古きよきウルトラもいいけど、やっと21世紀の今の環境下でのウルトラマンとは?という部分でやっと突き抜けてきた感じがあるというか。平成ライダーに遅れること10年以上、ちょっときっかけになったかも?と上目線で思ったり。
で、こちらはライダーとは違った小ネタ、オタクウケネタ、お父さんネタがちりばめられていて、それに気づくのもまた面白くもあり、ブレスレット?バラージ?伝説の巨人キター!とか。
しかし、最初の方で…ある新キャラクター登場で、それモモ○ロスじゃんっ!っと、思った次の瞬間、まてよ、それって、あれか?というのがビンゴだったり、そしたらほかにもそんなのが登場して、円○様そうきたかーみたいな、それが結束していく盛り上がり方とか、いくらCGだからって、そこまでやるかっというツッコミポイントがやはりあって、それはそれでもう楽しくなってきちゃうというか、お子様向け特撮映画は、へんなジュブナイルとか道徳的感動的じゃなくて、こういうほうが、ビジュアル的、精神的に単純明快で心踊るんじゃないかなあ、インパクトを残すんじゃないかな、という良い意味で突き抜けた子供映画なんじゃないかなと思ったり。と、またわけのわからない感想だな。
ただ、見ながら「ゼロ」でちゃんとしたTVシリーズを見てみたいとも思った。ティガ時の人間ウルトラマン的ではなくて、昭和ウルトラの家系*1とはいえウルトラマン自体がだいぶ人間くさいキャラで、顔もキツイという人もいると思うけど、あのキャラには合ってると思うし。なんつーの?ちょっと反抗期はあったけど、ちょっとワルに見えるけど、根は熱血正義感な奴。
まあこれも次もありそうな終り方だったので、期待したいなあと。
あまり見る予定がなかったけど、誘ってくれた2号に感謝。

*1:セブンの息子